藻のお暇

アラサー無職の日常

お花見弁当と重箱

今週のお題「お弁当」

 

 こんにちは。すでに先週のお題になってしまいましたが、「お弁当」について書いていきたいと思います。

 

3年前のお花見弁当

 2018年の3月、桜が満開の休日に花見に行こうと思ったものの、彼氏が仕事だったため、1人家で花見をすることにしました。

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≪お花見弁当 2018ver.≫

お弁当の中身

  ▶巻き寿司(キュウリ、かにかま、チーズ)

  ▶あおさ入り卵焼き

  ▶筍のバター醤油炒め

  ▶酢蓮根

 

 以前住んでいたアパートのお気に入りの窓辺からは、隣の小学校の校庭に咲いている桜が見えたので、窓辺に座って桜を見ながら食べました。(詳しくはこちら:旧生活に思いを馳せる - 藻のブログ)初めてお花見弁当を作ってみたのですが、酢飯を巻いたり、蓮根を花形に切ったりなど、1つ1つの作業がとても楽しかったことを覚えています。

 

重箱

 重箱を購入したきっかけは、母でした。実家には長年使っていた少し大きめの重箱があったのですが、家族全員が年を重ねてあまり量を食べなくなったことから、私が購入する数年前に、少し小ぶりの重箱に新調されました。その重箱は市松模様の漆塗りで、端正な可愛らしい重箱でした。基本は1家庭に1つしか持たないものであり、生涯にわたって使っていくものであることから、私にとって重箱は、家庭を象徴する調度品でした。

 実家を出て働きはじめ、今後結婚するにせよ1人で暮らすにせよ、親とは違う自分の家庭を作りたいという気持ちから、自分の家庭を象徴するような重箱が欲しいと思いました。

 そこで、社会人1年目の冬にボーナスをあてにして、重箱を購入することにしました。百貨店の漆製品売り場に行くものの、普段は母と共に行くことと、他のお客さんの年齢層と違ったことから、1人で足を運んだ時は少し緊張していました。しかし、お気に入りの重箱を見つけると、その可愛らしさに夢中になり、その後数回足を運んだあと購入することにしました。

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≪辻が花の柄が透かしで描かれている3重の重箱≫

 この重箱の気に入っているところは、少し小ぶりなサイズ感(3人前分程)、漆の色合いなどありますが、1番は辻が花が透かしで描かれているところです。蓋と各箱の側面に描かれているのですが、現時点でははっきりとは柄が見えません。店員さんによると、年数を重ねて光が当たることで、徐々に辻が花の柄がはっきりと浮かび上がるとのことでした。経年によって起きる変化に、革製品のような味わい深さ、自分と一緒に年を重ねる愛おしさを感じ、とても気に入りました。20年後、30年後の姿がどのようになるかとても楽しみです。

 また、重箱を包むための風呂敷もあわせて購入しました。辻が花の柄に合うように、花柄の可愛らしい風呂敷にしました。この風呂敷に包んで、桜の下で重箱を広げることを想像するだけで、心が躍ります。

 

今年のお花見弁当

 今年は市内でお花見自粛の注意喚起がなされていたので、お花見は自粛しようと思っていました。しかし、雰囲気だけ味わおうと、食べたかったいなり寿司とおはぎを作って、重箱に詰めてみました。

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≪お花見弁当 2021ver.≫

お弁当の中身

  ▶いなり寿司(ごまと大葉入の酢飯)

  ▶おはぎ

  ▶ほうれん草のお浸し

  ▶酢白菜

  ▶大根の炊いたん

  ▶出汁巻き卵

  ▶鶏の生姜焼き

 

 いなり寿司の揚げとあんこを1から作ろうと思っていましたが、時間と手間がかかるので、どちらも市販のものを使って作ってみました。その他のおかずは作る予定はありませんでしたが、色味を足したくて冷蔵庫にあるもので作ってみました。1人分にしては量が多くておなか一杯になりましたが、総じて味付けが上手くできたので美味しかったです。

 2018年ver.と比べて色味が地味になってしまいましたが、いなり寿司もおはぎも初めて作ったので、楽しい経験になりました。次回作る時も、作ったことのないものを作って詰めてみたいと思います。

 

まとめ

  重箱があると、何を詰めるか考えるだけでとても楽しいです。例年実家で年末年始を過ごすため、タイミングが無くてまだ作れていませんが、おせち作りにも挑戦したいと思います。

 以上、ここまで読んで頂き、ありがとうございました。(^^)

 

おまけ|今年見た桜

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  買い物に行く途中、いつも見かけるお寺の境内で桜が咲いていたので、立ち寄ってみました。いつでも行けると思ってしまう場所こそ、結局行かなかったりするので、思い立った時にいろんなところに立ち寄ってみたいと思います。