藻のお暇

アラサー無職の日常

ロンドンのオンラインツアーに参加しました

 こんにちは。先日、ロンドンのオンラインツアーに参加しました。今日はその感想について投稿します。

 

オンラインツアーに参加してみた

 オンラインツアーが開催されることを知ったのは、JTBのツイートがきっかけでした。

  無職で時間があるのに海外旅行に行けないことに悶々とする中、配信で旅行気分が味わえると知り、とても気になりました。一方、有料配信と無料動画と比べた時に、お金を払う程の楽しさが得られるのか分からず申し込みに躊躇していました。しかし、まずは体験してみよう!と思い、前日に飛び込みで申し込んでみました。

 

  参加したツアーは、ロンドン在住歴30年以上のイギリス人・トニーさんが、テムズ川南岸沿いを歩きながら案内するというものでした。ツアーの所要時間は1時間。日本時間の20:00配信開始で、ロンドンは12:00頃のため、昼のロンドンを散策することになります。

 大学時代にロンドンに行ったことがあったのですが、その時はテムズ川の北岸のエリアしか観光しなかったため、まだ行ったことのない南岸エリアの散策を楽しみにしていました。トニーさんの英語での案内が理解できるか不安でしたが、日本人女性の通訳の方が同行してくださっていたので、言葉の違いに不便を感じることなく、ツアーを楽しむことができました。

 配信はZOOMで行われました。参加する直前に、自分の映像も他の参加者に共有されるのか案内を確認しておらず焦りましたが、参加者の映像は共有されなかったので、お風呂上がりのパジャマ姿でツアーに参加しました。

 

雨に濡れるロンドン

 いざ配信が始まると、ロンドンは雨でした。前日は快晴でトニーさんも通訳の方も安心されていたようですが、配信の2時間前にどしゃぶりの雨が降ったようで、配信が始まってからも、しとしとと雨が降り続いていました。「あいにくの雨で残念です」と通訳の方はおっしゃっていましたが、私はロンドンは天気が良くないイメージがあったので、ロンドンらしくていいなと思いました。

 散歩した場所は、タワーブリッジからロンドンアイまでの川沿いでした。約3kmの道のりを説明しながら歩くのに配信時間の1時間では足りないので、トニーさんたちは途中でタクシーで移動し、移動中については事前録画の観光案内動画が映されたり、タクシー内でのトニーさんへの質問コーナーなどが設けられました。

 散策した場所は特に橋が沢山掛かっている場所であるため、出発地のタワーブリッジをはじめ、童謡でも有名なロンドン橋、サザーク橋、ハリー・ポッターの映画にも登場したミレニアム・ブリッジなど、橋の歴史や趣向の違いを楽しみました。

 対岸にはロンドン塔や税関などの歴史ある建造物や現代的な高層ビルが立ち並び、新旧の文化が入り混じったロンドンらしい風景を眺めることができました。

 

魅力的なお店

 散策の中でも特に楽しめたのは、パブの紹介でした。ロンドンの中でも歴史の古い創業1615年のアンカー(The Anchor)や、昔紅茶の貿易船の積み下ろし場だった商業施設(ヘイズ・ガレリア)にあるホーニマン(The Horniman At Hays)、人気店だというジョージイン(George Inn)というお店が気になりました。若い男性はよくパブのはしごをするそうで、トニーさんも若い頃は友達と飲み歩いていたそうです。パブでの現地用語も教えて頂き、現地で実際に使われているのを聞いたり、自分も注文する時に使ってみたくなりました。(ビールの価格は1パイント(およそ500mlくらい)で5ポンド。地元の人は5ポンドのことを「ファイバー」と呼ぶそうです。ちなみに10ポンドは「テンダー」とのこと。)

 ファイバーの他にも、“ガ―キン”という言葉も勉強になりました。トニーさんがキッチンカーでフィッシュ&チップスを注文した時、「“ガ―キン”、プリーズ」とおっしゃっていました。何のことか分からず店員さんの様子を見ていると、キュウリのピクルスを盛り付けられたので、ピクルスのことか!と理解しました。後日自宅近くの輸入食品店に行くと、確かにキュウリのピクルスの商品表示に”ガ―キン“と書いてありました。私も次にロンドンに行った時は、「ガ―キン、プリーズ!」と言ってみたいと思いました。

 パブの他にも、ロンドンの台所と呼ばれるバラ・マーケットという市場で、様々な国の美味しそうな料理を眺めたりなど、自分もその活気に包まれて歩いているような気分になれて、とても楽しかったです。

 

街の人々の様子

 ロンドンの街並みやお店以外にも、このご時世ならではの様子も目にすることができました。ロンドンではワクチン接種が進んでいるようで、街を歩く人はマスクをしていませんでした。市場や施設に入る時はマスクを着けているようでしたが、久しぶりに素顔を晒して歩いている人の姿を見て、何だか違う世界の人たちを見ているようでした。マスクをしていない国もあるとは耳にしていましたが、実際にリアルタイムでその様子を見ると、日本との違いにとても驚きました。

 また、海外あるあるではよく知られていることだと思いますが、雨が降っていても傘をさしている人は少なく、多くの人が何もささないかフードを被って歩いていました。やっぱり日本とは違うなあと非日常感を味わうことができ、面白かったです。

 

リアルタイム配信ならではの感動

 申し込み前は、お金を払う分の楽しさがあるか疑ってかかっていたところもありました。しかし、知識として知っていることと、実際にリアルタイムで目にすることでは、同じ情報でも知った時の感動が違うと感じましたし、観光以外の情報(待ちゆく人の様子など)も知ることができ、とても楽しめました。

 また、その感動をチャットを通してトニーさんや他の参加者の方々と共有するのも楽しかったです。ツアーの最後には、ヨーロッパの他の国のツアーの紹介もあり、別の国の街の様子を見ることができるかと思うと、とても興味が湧きました。また面白そうなツアーがあれば参加してみたいと思います。

 友人の中にも、オンラインツアーに興味はあるものの参加したことがないという子もいたので、この記事を読んでくただった方の中にも同じような方がいらっしゃったら、1回体験されることをお勧めしたいと思います。

 

おまけ

 グーグルマップでトニーさんの場所を追いかけながらツアーに参加すると、より臨場感があって面白かったです。ついでに行きたい場所も保存したので、次にロンドンに行く際は訪れてみたいと思います。(^^)

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