収入がなくても削らない出費

贈り物を送りたい

私がお金が無くても削らない出費は、交際費です。人にプレゼントするのが好きで、誕生日、お中元、お歳暮、その他なにかにこじつけてプレゼントを贈ります。もちろん関わる人すべてにではないですが、特に仲がいい人や、なにか大変なことがあった人に贈ることが多いです。人付き合いとして必要な場面もありますが、単に私が贈り物好きだからやっていることが多いです。

贈り物をするのが好きなのは、選ぶのが楽しいからです。自分のための買い物だと、同じようなものばかり買うので新鮮さがありません。一方、人のための買い物だと、人柄や趣味やその時の状況によって喜んでくれそうなものが変わるので、探す中で新しい発見があります。

友達・家族・元同僚

贈る相手は、友達か家族か元同僚です。昨年給付されたコロナの一時金の内、2万円くらいは、全国に散らばっている友達と、両親と兄夫婦、お世話になった元職場の先輩にお菓子を送りました。

私自身もそうでしたが、せっかくのGWなのにどこにも行けないので、せめて美味しいお菓子でもあったらいいかなと思い、手配しました。お返しの気を遣わせてしまう申し訳なさはありましたが、届いたと連絡があった時は、喜んでくれていたみたいでよかったです。案の定何人かお返しを送ってくれて、押し付けがましかったかなと反省しつつも、私のために選んでくれたかと思うと嬉しかったです。

無職になってからも変わらず贈り物を続ける自分に、見栄っ張りだなと思うこともあります。少なくとも両親に対しては、ちゃんと自立していることを証明したい気持ちがあって、お中元やお歳暮を贈っているので、見栄を張るために贈り物をしている側面もあります。

「友達は大事にしなさい」

それでも私が贈り物を大切にするようになったのは、祖母の影響が大きいと思っています。（ここでいう祖母は、先月亡くなった祖母ではありません。）　祖母の家に行くと、祖母はいろんなことを私に言い聞かせます。

その中でもよく言うのは、「友達は大事にしなさい」ということです。祖母自身友達が多い人で、40代から始めた水泳で知り合った友達がたくさんいます。プールに行って友達と運動した後、近くのファミレスでランチをするのがルーティーンでした。80歳を越える前に運転免許を自主返納して、プール通いは辞めてしまいましたが、コロナ禍の今でも、時期を見計らって友達と2人でご飯を食べに行ったりしているようです。

若くして配偶者を亡くし、1人で子ども2人を育てなければいけなかった祖母にとって、友達が支えになったのだろうと勝手に想像しています。そんな祖母だからこそ、友達が大事だと言うのだろうし、何より私は祖母のことが大好きなので、祖母の人生で教訓になっているであろうその言葉を受け継ぎたいと思っています。

もちろん、贈り物だけが友達を大切にすることではありませんが、コロナ禍でなかなか会えない今、大切なコミュニケーションの手段になっています。

コロナ禍が明けたら会いたい

コロナ禍が明けたら一緒に遊ぼうねと、何度友達と言いあってきただろうかと思います。年齢を重ねるにつれて、それぞれの人生のターニングポイントや仕事の都合などで、一緒に遊べる機会は減っていくでしょう。それでも、各々が話したいと思った時や遊びたいと思った時は、いろんな事情をやっつけて、遠くても会いに行きたいと思います。

みなさんが削れない出費はなんですか？もしかしたらそこには、お金よりも大切な気持ちが隠れているかもしれませんね。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。（＾＾）