日帰り避難のための防災カバン作り
皆さんこんばんは!
先日大雨で避難した時に防災カバンを作っていなかったことを反省し、
避難所にいる内にAmazonで必要なものを購入しておきました。
今日は頼んだものが全て届いたので、皆さんにご紹介したいと思います。
広島は今日梅雨明けしたそうですが、各地でゲリラ豪雨が発生するなど、
まだまだ大雨には油断ができませんね。
今回の記事を読んで頂くことで、皆さんの防災対策の参考になれば幸いです。
防災カバン、一式購入する?自分で作る?
まず、防災カバンを用意するにあたって、防災士監修の一式販売の物を購入するか検討しました。一式販売の防災カバンのメリット・デメリットについては、以下のようなものがあると感じました。
▼一式販売されている防災カバンの場合
【メリット】
・大規模な災害にも対応できる(3日間の避難を想定しているものが大半)
・安価なもので、3.000円台~から販売されている(相場は10,000~20,000円)
・プロの目線で配慮が行き届いた内容になっている
【デメリット】
・重量が1人分で5㎏以上あるものが多く、体力がない人が運ぶにはそこそこ重い
・安価なものでは内容が不十分な可能性がある
・自分にとって必要なものが全てそろっているとは限らない
一方、自己流で作る場合は次のようなメリット・デメリットがあると思いました。
▼自己流で作る防災カバンの場合
【メリット】
・コンセプトを自分で決められる
・こだわりたいもの・そうでないものの予算を自分で決められる
・自分に必要なものだけ準備できる
【デメリット】
・必要なものを調べる労力がいる
・1つずつ購入すると一式販売されているものより費用がかかる場合がある
・素人では必要かの判断が適切ではない可能性がある
以上のメリット・デメリットを踏まえて、私は自己流で作ることにしました。
理由は、自分でこだわって選びたかったことと、無職なのでそれをするだけの時間の余裕があったからです。
もし皆さんもどちらの方法で防災カバンを用意するか迷われたら、
内容にこだわりたい→自己流カバン
手軽に必要なものをそろえたい→一式販売のカバン
という考え方で選ばれたらよいのではないかと思います。
もちろん、一式販売されているものを購入し、空いたスペースに自分で好きなものを追加するというやり方もあります。
私の防災カバン
以下、私の防災カバンについてご紹介します。
▼コンセプト
気軽に避難できる、日帰り避難のための防災セット
▼避難の前提
①朝~日中の時間帯
②半日~最長1泊を想定した避難
③避難所のインフラは問題なく使用可能
④毛布などの休息に必要なものも避難所から支給
防災カバンの中身
※凡例
★・・・新しく購入したもの(他は家にあったものを活用)
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▼基本のグッズ:半日分
【カバン】
▢防水リュック★
【貴重品】
▢現金(5,000円と多めの小銭)
【衛生品】
▢ポケットティッシュ
▢水に流せるポケットティッシュ
▢除菌シート
▢マスク(3枚)
【食料品】
▢長期保存パン「ひだまりパン メープル味」(1個)★
▢長期保存お菓子「えいようかん」(1箱)★
▢長期保存水(500ml×1本)★
【医療品】
▢防水絆創膏
▢大きめの絆創膏★
▢はさみ、ピンセットなど(裁縫道具も含む)
▢頭痛薬(使用期限記入済)
【その他備品】
▢コンパクトな手提げビニール袋(10ℓ×20枚)★
▢中くらいのビニール袋(25ℓ×2枚)
▢大きめのビニール袋(45ℓ×1枚)
▢小さめのジップロック(Mサイズ×2枚)
▢大きめのジップロック(Lサイズ×2枚)
※重量:2.3kg(手で持っても苦なく運べるくらい)
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▼追加のグッズ:1泊分
※万が一避難が翌日まで続きそうな時を想定して、用意してみました。
【衛生品】
▢歯ブラシ・歯磨き粉
▢マウスウォッシュ(5回分)★
▢ボディーシート(10枚入)★
▢固形石鹸
▢洗顔フォーム
▢メイク落としジェル
▢かみそり
▢保湿クリーム
▢昼用生理用ナプキン(25cm×3個)
▢夜用生理用ナプキン(33cm×1個)
【食料品】
▢長期保存パン「ひだまりパン メープル味」(2個)★
▢長期保存水(500ml×2本)★
※重量:3.4kg(楽々担げるくらい)
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▼こだわりポイント解説
①水に濡れても大丈夫な素材の防水リュック
└水を通さない素材。内ポケット・外ポケット付きで使いやすそう。
反射材付(ブランド名部分)で夜間の安全も確保できる。
※暗闇でフラッシュをたいて撮影
②水が無くても食べられる食料・使えるグッズ
→長期保存食料&マウスウォッシュ
└食料についてはアルファ米も検討したが、すぐ食べられる方が便利だと判断。
調理の分の水を運ばなくて済む。
マウスウォッシュは歯磨きがめんどくさい場面にも役立つ。
③運ぶのが苦痛にならない重さ
→3kg前後に収め、運動不足の私でも苦なく運べる重さに。
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▼かかった費用(新しく購入したもののみ)
→10,343円
これから他に必要なものを追加する場合、一式販売されている相場よりも
費用がかかる見込み。
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以下は、一式販売されている防災カバンと比較して、今回のコンセプトの防災カバンには不要だと感じたものを書き出してみました。
▼日帰り避難に不要だと思うもの
▢簡易トイレ
▢トイレットペーパー
▢水がいらないシャンプー
▢災害用ラジオ
▢スリッパ
▢ガムテープ
▢筆記用具
▢ろうそく・マッチ・ライター
▢ウォーターバッグ
▢エアーマット
▢防寒具
▢ヘルメット・防災ずきん
▢アルファ米などの調理が必要な食料
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今後の展望
今回は避難の前提を限定した防災カバンを作りましたが、今後は状況別に必要なものをそろえていきたいと思います。
▼今後用意したい状況別追加グッズ
【雨天時】
▢レインコート
▢替えの靴下 など
【夜間時】
▢懐中電灯
▢ランタン
▢ホイッスル など
【大規模災害時】
▢保険証のコピー
▢筆記用具
▢ウォーターバッグ
▢エアーマット
▢簡易トイレ
▢トイレットペーパー
▢水がいらないシャンプー
▢携帯ラジオ
▢乾電池式のモバイルバッテリー
▢軍手
▢防災ずきん など
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まとめ
今回防災カバンを作るにあたって調べる中で、
3日分の防災グッズを運んで避難することは大変だと思いました。
特に水については1日1人当たり2~3Lとの情報を目にし、
とてもじゃないけど自分1人では運べないと思いました。
ここ数年、災害級の大雨が増えているように思いますし、
避難勧告が無くなり避難指示のみになったことで、
避難する回数も増えてくるかと思います。
そう考えると、まずは自分が運べるだけの防災カバンを用意できて良かったです。
今回私が用意した防災カバンは、防災について専門的な知識を備えていない素人が
作ったものになりますので、中身の選別が適当ではない可能性もあります。
しかし、自分で1つずつ選んだからこそ、
満足感を得られる防災カバンができたように思います。
皆さんもご自身の好みに合わせて、プロが選んだ防災カバンを購入したり、
ご自身で1から防災カバンを作ってみてはいかがでしょうか?
私も定期的に賞味期限や、道具が劣化具合をチェックし、
いざという時に備えたいと思います。
以上、ここまで読んで頂きありがとうございました。(^^)